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『1冊20分読まずに、「わかる!」すごい読書術の』の著者渡邊康弘が、最新のビジネス書をはじめ、読書会や読書法など、読書とイノベーションに関する様々な情報をお届けするブログです。

【2017年上半期ベスト目標達成本】書評:『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』 ハイディ・グラント・ハルバーソン (著), 林田レジリ浩文 (翻訳)ディスカヴァー・トゥエンティワン (2017/6/22)

こんにちは、渡邊康弘です。

ロンドンから日本に戻りました。
今回ビジネス視察とあるアーティストのライブを観に行ったのですが、
いやぁ、すごかったです。

やはり、ヨーロッパはいいですね。
ロンドン話は、後程として、
本日は早速本紹介に!!


本日ご紹介の一冊は、
『だれもわかってくれない』でもおなじみ
コロンビア大学のハイディ・グラント・ハルバーソンの著作
『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』。

今年の上半期、最も実用的でそして、
誰もが悩む、目標達成手法が明確に書かれた一冊。

レゾナンスでも、EMPOWERという
マスター講座で伝えている目標達成、プロジェクト達成の
メソッドがあるんですが、、、
いやぁ、この一冊は見事にEMPOWERを学説的に
証明してくれる一冊でした。

薄い一冊なので、少し手に取るのに時間がかかりましたが
じっくり読みたくなる、素晴らしい一冊です。

ぜひ、この半年からの目標実現に向けて
本書を活用していただきたいです。

 

やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学

やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学

  • 作者: ハイディ・グラント・ハルバーソン
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2017/07/01
  • メディア: Kindle版
  • この商品を含むブログを見る
 

 


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『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』
ハイディ・グラント・ハルバーソン (著), 林田レジリ浩文 (翻訳)
http://amzn.to/2tTNuK1
単行本: 120ページ
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2017/6/22)

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■本書の共鳴ポイント

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1.具体的な目標を持っている
2.if then プランの形で「①(If)もし、Xだったら、②(then)Yをする」と計画している
3.これから思考:現状と目標までの「目標に近づくために何をすべきか」に距離に焦点を当て、モチベーションを維持している
4.現実的な楽観主義者:成功できると信じ、同時に、それに相応しい努力をおこなう
5.成長ゴール:最初から完璧を目指さない。失敗を恐れることなく、少しでも進歩することを考えている。
6.拡張的知能観:どんな能力でも努力で身につけられると信じている。どんな困難でも「やり抜く力」を持って当たることができる。
7.意志力も鍛えれば強くなることを知っていて、習慣的に鍛えている。筋力と同じように、意志力も使いすぎれば、消耗することを知っている。
8.誘惑をできるだけ近づけないようにしている。意志力で誘惑に打ち勝とうとはしない
9.「しない」という目標を「する」に変える。「する」をif then プランにする

メンタル・コントラスト
1.目標を達成し、成功したときの「感情」をしっかりと味わう。
2.心の中で、そのときに起きていることを明瞭にイメージする
 ・周囲の様子はどうなっているのか?
 ・どんな声が聞こえてくるのか?
3.そこに至るまでの障害を考える

成功を望むなら、成功をイメージすると同時に、そこまでの障害をイメージすること。
そして、成功した自分と今の自分のコントラスト(ギャップ)を考えること。

未熟な人が新しいことにチャレンジするときに、頻繁にチェックしすぎると、
かえって混乱を招き、上達の邪魔となってしまうことがあります。
ある程度、コツを掴むまでは、頻繁にフィードバックを受けることはやめておきましょう。

正しいフィードバックは、モチベーションを高めてくれますが、
誤ったフィードバックはモチベーションを削いでしまう。

シカゴ大学の心理学者ミンジョン・クーとアエレット・フィッシュバックの研究
「これまで思考(to-date thinking)」
=「どこまでやり遂げたのか」に視点を向ける思考スタイル

「これから思考(to-go thinking)」
=「あとどれだけやらなければならないのか」に視点を向ける思考スタイル

「これまで思考」と「これから思考」の二つの思考を行ったり、来たりしている。
「これまで思考」が強い人は、早い段階で達成感を持つために早く気が緩んでしまう。
反対に「これから思考」を重視して、目標までの距離を測ると、
モチベーションは維持されます。

「望むことは簡単にできる」「ほしいものは簡単に手に入る」と考えると失敗の確率が高まるという
研究があります。そう考えたせいで油断してしまい、必要な準備をおこったってしまうからです。

実際「望めば手に入る」と”引き寄せ”に取り組んでも、目標達成の役には立ちません。
それどころか目標達成を阻害する可能性すらあります。
「引き寄せの法則」が役に立つ場合がひとつだけあります。それは達成したくないときです。

「引き寄せの法則」は「失敗の法則と断言してもいいくらいです。

心理学の発展に大きく寄与した心理学者アルバート・バンデューラは
「ある人が成功できるかどうかの最も信頼できる指標ー
 それはその人が心から成功できると信じているかどうかにある」という事実を発見しました。

成功するまでのステップと取るべき行動をビジュアリゼーションすることに
取り組むといいのです。

「証明ゴール(Be-good Goals)」
「自分にはそれをする能力がある」
「私はやり方を知っている」ということを証明するための目標です。

「証明ゴール」の問題点
「自分には本当にできるのだろうか」という思いが湧いてきて、不安にとらわれる


「成長ゴール(Get-better Goals)」
「能力を伸ばして、今までできなかったことをできるようにする」
目標にむかっているとき、そこで出会う困難を「学び」という視点で捉える

失敗しても「また、ひとつ学んだ」と思えば、モチベーションを維持することができる。

人は、興味のあることには、なかなか疲れを感じないものです。
実際、最近の研究でも、興味のある課題に取り組む人は活力の高い状態を維持できる

「機嫌の良し悪し」よりも、「興味の有無」の方が圧倒的に人の活力を高める

スタンフォード大学 キャロル・ドゥエック
「固定的知能観」(間違い)
個々人の知能とは持って生まれたものとして固定されている
→うまくいかないのは自分に能力がないせいだ

「拡張的知能観」
能力は経験や努力を重ねることによって高めることができる
→「努力不足だった」「戦略を間違えた」「プランを練らなかった」などと自分の努力や行動のせいにする
→自分でコントロールできることに原因があると考えれば「成功は自分のがんばり次第」と信じることができる

今すぐ意志力を回復させる方法
・気分があがることをする
・自分をほめる
・自分の周りの「鉄の意志」を持つ人を思い浮かべる

「意志力が強い人」を思い浮かべると、それだけで意志力をパワーアップさせたり、
回復を早めることが」できるということが、実験で証明された


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『やり抜く人の9つの習慣 コロンビア大学の成功の科学』
ハイディ・グラント・ハルバーソン (著), 林田レジリ浩文 (翻訳)
http://amzn.to/2tTNuK1
単行本: 120ページ
出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン (2017/6/22)

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■今後のセミナー予定

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2017年7月9日(日)
【満席】レゾナンスリーディング基礎講座 in 東京
http://resonance20170709.peatix.com/view

2017年7月15日(土)~7月17日(月)
シークレット講座『レゾナンスクォンタムマーケテーション』
https://www.facebook.com/events/595787467290945/

2017年7月29日(土)
レゾナンスリーディング基礎講座 in 福島(郡山)
http://resonance20170729.peatix.com/view

2017年8月12日(土)
BMIA認定コンサルタント養成講座(基礎)
http://bmiabasic027.peatix.com/view
(主催:一般社団法人ビジネスモデルイノベーション協会)

2017年8月26日(土)、25日(日)
レゾナンスリーディング マスター講座 in 東京(第19期)
※基礎講座参加者のみ、詳細はFacebookレゾナンスコミュニティにて

2017年9月2日(日)
レゾナンスリーディング基礎講座 in 東京
http://resonance20170709.peatix.com/view

2017年9月30日(土)
レゾナンスリーディング基礎講座 in 福岡(天神)
http://resonance20170729.peatix.com/view