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『1冊20分読まずに、「わかる!」すごい読書術の』の著者渡邊康弘が、最新のビジネス書をはじめ、読書会や読書法など、読書とイノベーションに関する様々な情報をお届けするブログです。

量子物理学の世界がわかりやすく学べる一冊!書評:『悪魔とのおしゃべり』さとう みつろう (著)サンマーク出版 (2017/10/24)

これをしなさいと言われると、抵抗し、
人はダメだと言われると好奇心が湧く生き物だ。

誘惑。禁断。秘密。

こうした言葉と私たちは、2千年もの間
葛藤し続けた。

3年ぐらい前に、一冊の本がリビングに置かれた。
ああ、また変な本を買ったものだと思った。

ただ、その本を見た時に、衝撃が走った。

テーブルの上に置かれた
白い表紙には、ゆるい絵と共に、
『神様とのおしゃべり』
と書かれていた。

「やられた」

ベストセラーになりそうな本は
ある程度予測できる。

というのも、ベストセラーは周期だからだ。


1997年の翻訳された
『神との対話』はシリーズ400万部。


対話形式の本は、ハイリスク、ハイリターン。
リスクも大きいから、リターンも大きい。

確かに、対話形式の
2013年の『嫌われる勇気』が来ているのだから、
これは売れる。

いったい、これを作った人はどんな人だろう。
そのうちに著者よりも、
本のつくり手、編集者に興味を持った。

そして、昨年、その日がやってきた。
スピフェスというイベントで、
その編集者に出会えたのだ。

スピフェス
http://evergreenpub.jp/2017/01/18/177/


本づくりの考え方、見方が秀逸。
いやぁ、ここまで
「おもしろい」に徹した編集者は見たことがなかった。

その編集者が、
サンマーク出版に移って手掛けたのが
第一作目が、

『神様とのおしゃべり』の続編である
『悪魔とのおしゃべり』。

有り難いことに、献本をいただいた。

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その献本のカバーは秀逸すぎる。
こんなカバーで来てしまったら、
紹介せざるをえないよね。

まったく、、、、笑。

内容はほんと面白かった。

面白いから、ネタバレしないように
ほどほどに書評。


通常の悪魔本は、
悪魔との誘惑、葛藤。

天使と悪魔。

知られてはいけない秘密。

黒魔術、禁断な呪術といった
危険な香りのするものだ。

聖書でも、この悪魔との誘惑にいかに打ち勝つのかが
一つのテーマになっているし、成功哲学の分野では、
70年余り封印されていた
『悪魔を出し抜け!』ナポレオン・ヒル著が有名だ。

ただ、読みはじめてみると、
通常の悪魔とは、違う。

瞑想をして闇に落ちてみて気づくのだが、
危険な存在ほど、言葉数は少ない。

言葉数は少ないものの、誘惑が多いのが特徴だ。

しかし、この悪魔はまぁよくしゃべる、、、、
ほんとにしゃべるんだね。

しかも、誘惑ではなく、
なぜか、量物理学に関して。

量子物理学の世界から、
この世の願望実現について語っているんだね。

全然知られていないけど、
『バーシャル』を世に出した喜多見龍一さんは
次に面白い本はこれだと言った本がある。

偶然にも、ヴォイスの社員さんから昨年教えていただいた。
その本とは、量子物理学の世界からこの世を表した一冊。
『驚天動地 クォンタムが解きあかす「世界の秘密」』アミット・ゴスワミ著

本書を読むと、いかに量子物理学の世界と、
この世の在り方がつながっているかがわかるし、
それを活用することで、願望実現は限りなく実現性の高いものになる。

よく思えば、叶う。
紙に書けば、叶うっていうけど、

それに障害をイメージして乗り越えている風景を
ヴィジュアライズ化させることでほんとに叶うんだね。

それを量子物理学の世界を知ることで
もっともっと叶いやすくなるんだけど、、、
いかんせん、この分野はほんと難しい。

だから、人に薦めても、なかなか伝わらなかったんだけど、
この本は、ほんとにいいね。

『悪魔とのおしゃべり』というタイトルになっているけど、
実体は、量子物理学の世界をおもしろおかしく、わかりやすく
対話形式で学べる一冊。

そして、この量子物理学の世界を学ぶことによって、
あなたは、自分の思う現実を選ぶことができるようになるんだ。

それは、映画の『マトリックス』しかり、『インターステラー』
ほんとわかりやすく、この世界について、触れることができる。

ちょっとでも、自分の可能性領域を高めたい人には
おすすめの一冊だね。
分厚さにびっくりする本だけど、サクサク読めるので
ぜひ書店で見かけたら手にとってくださいね。

いやぁ、さすがK編集者。
素晴らしい本をありがとうございます。

この本が多くの人に届きますように

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『悪魔とのおしゃべり』
さとう みつろう (著)
http://amzn.to/2A10KfB
単行本(ソフトカバー): 574ページ
出版社: サンマーク出版 (2017/10/24)

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