READ 2 INNOVATE! 読書からイノベーションを起こす情報集!

『1冊20分読まずに、「わかる!」すごい読書術の』の著者渡邊康弘が、最新のビジネス書をはじめ、読書会や読書法など、読書とイノベーションに関する様々な情報をお届けするブログです。

【これは良書!】書評:『SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル』 ジョン・ソンメズ著 日経BP社

今週末は3連休ですね。
僕は那須で研修をした後に、
レゾナンスリーディングの講座を開催の予定です。

 

この連休で、もう一度人生をデザインしたい。
そんな風に思っています。

これからどうしていくのか?
自分の人生をデザインし
今よりももっと生産的楽しい人生とは?

今の生活基準を維持したまま、
創造性の溢れた人生をおくるには?

僕と同じようにそう考えている人のために
おすすめの一冊が出ました。

これからのキャリアを検討している人。
エンジニアになるべく就活をしている人はもちろん。

フリーで生計を立てる方法が載った
充実した人生をおくるための一冊です。

いやぁ、こういう本は表紙に騙されると痛い目に合う。
こういう本はアマゾンで検索してもなかなか出てこない。

書店周りをしているからこそ、
出会える一冊!!

密かに出版されて、たいして注目されず、
そのまま、名著なのに、絶版していく。
そうした類の本です。

こうした売れないけど、優れた名著に合うと、
まぁ、ドキドキしちゃうんです。

本書は、大して検証されていない、
使い回しの時間術や管理術、人生系の読本よりも
よっぽど、まともですぐに使えるテクニックが
たくさん載っています。

多くの自己啓発で語られていることもあるが、
何より、実践内容具体的な
実践事例が豊富なのが嬉しい。

それも、単にキャリアだけでなく、
ブランドのつくり方、生産性の上げ方。
お金、給与交渉、不動産。
そして、肉体の鍛え方、心の鍛え方と幅広い。

独立したての時に、本書に出会えていたら、
こんなに苦労しなかったのにと思いました。

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■本日の一冊

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SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル

 

 

本書の著者、ジョン・ソンメズは、
ソフトウェア開発者やITプロフェッショナルに向けた
「シングルプログラマー」のサイト設立者で知られる。
その他にもさまざまなサイト運営を行っており、
オンラインビジネスを構築した起業家。

20代初めに年15万ドル稼ぎ、33歳で引退。
複数収入を得ながら、
さまざなオンラインビジネスを展開している。

その経験を基にして書かれたのが本書。

どの内容も実践内容豊富で
知っていても学びになるポイントだらけだった。

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■本書の心に響いたポイント!

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ブログを成功させるためのポイント

ブロガーとして成功するかどうかは、
基本的にあるひとつのことで左右される。
それは、「着実性」。
そして、「たくさん書くこと」だ。

ブログをどれくらいは成功させられるかは、
頻度によって決まる。
少なくとも週に1度の頻度でブログを書くことを
強くお勧めする。

大事なことは、
「質の高いコンテンツ」を
書くようにしなければならない。


記事のポイント

・人がほしがっているものを与える
・自分がしていることの90%はただで分け与える
・自分の書いている言葉が読者にどのようにメリットがあるのか?

===

一つ一つの内容がフリーとして
実践しているからこそ、行きつく内容。

完結だけど、特に感激したのが、
以下のSNSでシェアすべきコンテンツ。
当り前なんだけど、やっぱりな。と思った。

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SNSでシェアすべきコンテンツ

ブログポスト
 人気のあるブログポストを見つけてきたり、
自分のブログポストをシェアしたりする

ニュース記事
 可能なら自分のニッチ、またはソフトウェア開発全般に
関連した面白い記事をポストする

引用
 有名な言葉、特に啓発的なものはとても人気がある

ヒントとトリック
 自分が持っていてほkなお人が喜ぶような特別な知識

冗談 
 ある程度は冗談を言ってもいいが、攻撃的にならないように、
また本当に面白いものだけを言うように注意する

挑発的な質問
 潜在顧客を惹きこんでやりとりするために優れた方法である

自分のものの宣伝
 最小限に抑えるべきだが、ほかのものに混ぜ込むことは追求するといい。
===


特におもしろかったのは、
「第4部 生産性を高めよう」

ここでは、著者自身のさまざまな
生産を上げるテクニックが載っている。


===
ポモドーロテクニックとは】
フランチェスコ・シリコが1980年代に開発。
(ポモドーロとは、イタリア語でトマトという意味)


【やりかた】
・その日にする仕事の予定を立てる
・25分で鳴るタイマーをセット
・上から順にタスクに取り掛かる
・そのタスクに対して、何個のポモドーロがかかるか計測する

【ルール】
・1度に一つだけのタスクだけを処理
・25分間はそれだけに集中
・割り込まれないようにする

【大切な効果】
・作業量を見積もり、トラッキング
・1日に実行したポモドーロの数
・1日に何個の達成するかという目標を立てる
・1日にどれくらい一所懸命にしたか、本当の能力


【著者がおすすめしているアプリ】

ポモドーロが組み込まれた
かんばんボード
https://kanbanflow.com/

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【クォータ(割り当て、ノルマ)を設定】

【クォータの例】
・毎週3回のランニングをする
・毎週1個のブログポストを書く
・毎日ひとつの章を書く
・毎週50ポモドーロのタスクをこなす。

【クォータシステムのルール】
・反復可能なタスクを選ぶ
・タスクを実行しなければならない期間を決める
・その期間にタスクを何回実行しなければならないかを決める。
・コミットする。クォータをk成らず達成するように厳格にコミットする。
・調整する。クォータが高すぎたり低すぎたりする場合、
期間中にはクォータをいじらない。

===
バッチ処理(ひとかたまりの処理、一括処理】

向いている可能性のある分野
・メール処理
・電話
バグフィックス
・短時間の会議


【大きく時間を浪費する要因】
・テレビ
ソーシャルメディア
・ニュースサイト
・不要な会議
・料理
・コンピュータゲーム
・コーヒーブレイク
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【ルーチンを持つこと】

1日に1000語ずつ、毎日欠かさず書き続けたら、
1年後には4つの小説を書き続けられる

===

【行動を取るためのチェックリスト】

・私が行動をできなくなっている原因は具体的に何か?

・どれにするかを決めなければならないとき、
具体的な選択肢は何か

・間違った選択をしたときに起きる最悪のことは何か?

・間違った選択をしたときに、戻って別の選択をすることはできるのか。
そのためのコストは高いのか

・選択肢の間に大きな違いはあるか。すぐに行動を起こせば、
ベストとは言えない選択をしても、その場を切り抜けることができるのか。

・目の前の問題は進んで行くうちに自然に答えがわかるようなものか。
何らかの行動を取れば、正しい行動が何かがわかるまで、軌道修正できるか

・何も行動を取らなければどうなるか。
代償は時間か、チャンスを取り逃すことか、お金か


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いかがだったでしょうか?
一部だけでも、非常に学びになります。

さらに、
著者のジョン・ソンメズが
運営しているサイトも必見です。

シンプルプログラマー

Home - Simple Programmer

アントレプログラマー

entreprogrammers.com

これらのサイトは、たとえ英語が弱くても、
見るだけでも非常に有益なサイトです。

本書を通して、
自分の人生を見返してみませんか?
おすすめです。