【小さなバッグから学ぶミニマムリッチという生き方】 書評:『本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる』横田 真由子 (著) クロスメディア・パブリッシング (2016/5/16)
こんにちは、渡邊です。
本日、知人の本が出版しました。
これはと思い、
たまたま、大阪に出張に行っていたので、
大阪駅付近の書店さんを回ったのですが、、、
まったくない。。。。
本日出版日にも、関わらず
どの書店さんも在庫切れで
四店舗まわって、
ようやく一冊手にしました。
いやぁ一冊あってよかった。
本書の著者、横田真由子さんは、
GUCCI JAPAN(現ケリングジャパン)の
元カリスマ販売スタッフ。
これまで多くの有名人やVIPに出会い
その洗練された生き方を学び、
まとめたのが本書です。
本書は「小さなバッグ」が教えてくれるとありますが、
単に「小さなバッグ」を薦める本ではありません。
それは、『フランス人は10着しか服を持たない』で
マダムシックの生き方を伝えたように
日本のマダムたちの生き方を伝える一冊だからです。
その生き方とは、
自分にとって本当に価値あるものを
ほんの少し持つという
「ミニマムリッチ」の教え。
それでは早速、
本書のレゾナンスポイントを
見ていきましょう。
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時間の経過に耐える一流の品は、こんなふうに想いをかたちにして愛情のバトンを渡すことができるのだと気づいたのです。
物との出会いは人との出会いと同じ。
育てていくことで豊かな人生となる。
私の友人はバーゲンでは買い物をしませんでした。
彼女は尊敬するおしゃれの達人なのですが、本当に欲しいもの以外は買わないのです。
セールで買うべき3種類
①前から欲しいと狙っていたもの
②高いからという理由だけで手が出なかったもの
③ストッキング、下着などの消耗品
バーゲンで買ってはいけないもの
①シーズンが変わらないと着ないもの
②福袋
③サイズの合わないもの
本当に上質なものに腕を通してみると、服が身体に吸い付いてくるような感覚を覚えます。
それは、質のいい洋服には、身体にフィットする立体裁断の技術が詰め込まれているからです。
買い物に熟練している人は、「その値段には見えない」と他の人が思うものを探すことがとても上手です。それは、一流店で一流の服の着心地、素材感、シルエット、縫製の良さを知っているからではないかと思うのです。
お客様は、「そのジャンルで1番高いものと、1番安いものを経験することが大事」だとおっしゃっていました。
バッグを軽くする方法
①家に帰ったら、いったんすべてのものを取り出す習慣をつける
②出かける前に「今日は何をする日?」と考える
③「ちょっと保留期間」をつくる
小さなバッグ=限りある貴重なあなたの人生の時間
ものを修復できる人は、人間関係も修復できる
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本書を読んで、学生時代に出会った
ある映画監督と奥様のことを思い出しました。
よく監督の自宅に遊びに活かせて
いただいたのですが、
ほんと洗練されていたのが印象的でした。
無駄なものを作らない。
いらなくなったら、すぐ処分する。
そして、ここぞという外食では、
価格ではなく、自分のいま食べたいものを
素直に頼む。
「ヤス、食べたいものを選びな」
そう監督がいってくれたことを
思い出しました。
やはり、一流の人は量より質。
人生をどのように生きるのか?
その哲学がありますね。
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本当に必要なものはすべて「小さなバッグ」が教えてくれる
横田 真由子 (著)
出版社: クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2016/5/16)
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私の処女作ですが、
サンマーク出版さまより
今月5月末に発売予定です。
1冊20分で読めるレゾナンスリーディングの本。
タイトルは、
『1冊20分、読まずに「わかる 」すごい読書術』。
5月27日(金)配本予定となっておりますので、
全国書店で、5月28日(土)~30日(月)に並ぶかと存じます。
アマゾンはこちらより、ご購入できます^^