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『1冊20分読まずに、「わかる!」すごい読書術の』の著者渡邊康弘が、最新のビジネス書をはじめ、読書会や読書法など、読書とイノベーションに関する様々な情報をお届けするブログです。

【隠れた名著:海外のベストセラー作家、一流のプロフェッショナルの仕事術】 書評:『いつでもどこでも結果を出せる自己マネジメント術』ジョスリン・K・グライ (著), 上原裕美子 (翻訳)、サンマーク出版 (2015/9/24)

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こんにちは、渡邊康弘です。
本日のレゾナンスリーディングで読んだサンマーク出版の一冊は、
『いつでもどこでも結果を出せる自己マネジメント術』です。

本書は昨年の9月に発売されて、
一流の方が密かに愛読されている一冊です。

正直言うとこの本は、名著すぎる故に
あまり、人に伝えなくない。
これが本音でしょうか?

その理由は簡単。
スコット・ベルスキ『アイデアの99%』
グレッチェン・ルービン
トニー・シュワルツ
レオ・バボータ
トッド・ヘンリー
スティブン・プレスフィールド

と日本ではあまり有名ではありませんが
知る人と知る海外の一流ベストセラー作家です。

さらに、
セス・ゴーディン
ダン・アリエリー
といった日本でもメジャーになっている一流の
仕事術、マネジメント術が書かれています。

(なじみのない人に、、
スコット・ベルスキは、『アイデアの99%』
グレッチェン・ルービンは、『人生は「幸せ計画」でうまくいく!』
トニー・シュワルツは、『成功と幸せのための4つのエネルギー管理術―メンタル・タフネス』
レオ・バボータは、『減らす技術』
トッド・ヘンリーは、『後悔せずにからっぽで死ね』
スティブン・プレスフィールドは、『やりとげる力』
と、いずれも海外ではベストセラー)

こうした海外第一線の
一流プロフェッショナル20名が
日々密かに実践している仕事術が書かれているのが
本書なのです。

もちろん、米アマゾンではランキング第一位。

--私のレゾナンスポイント(引用)--
つねに「つながっている」せいで、
自分が大事に思うことに能動的に取り組む(=アクション)よりも、
他人から来たものをひたすら受け身で打ち返している(=リアクション)

大切な目標を叶えたいなら、
1日1日の働き方をしっかり自己管理していくしかない。
スコット・ベルスキ

作家のアーネスト・ヘミングウェイは、たとえどんなことがあろうとも、
1日500単語は必ず執筆を進めていた。

私は物書きとして、毎日必ず執筆をします。
週末も、祝日も、休暇中も。たいていは昼間に何時間もかけて進めますが、
15分だけの日もあります。
まったく書かない日は1日もありません。
こうした小さな積み重ねの作業の方が、より大きな独創性を発揮できるのです。
グレッチェン・ルービン

「いつもと同じ作業」にすること。定期的かつ習慣的に安定して行う、

たとえ気が乗らないときでも―いや、むしろ気が乗らないときこそ、
「自分は今ここで仕事をしているのだ」と確認することに意味があるのだ。
セス・ゴーディン

1日に1回、瞑想の時間を作る。

神秘的なことや複雑なことをする必要はない。基本的に坐って、最低でも2、3分
ただ何もせずにいる。
レオ・バボータ

創業直後、おそらく未来を見据えた発送が何折重要だった時期に、
ベゾスは月曜と木曜のスケジュールを完全に空けることにしていた。

業務の遅れを取り戻そうとするのではなく、
ただ模索し、学び、考えることに時間を使う。
アマゾンのサイトのあちこちを覗いたり、
ふだんはしない行動をとったりしていたという。

週に2、3日、午前中鵜の2時間ほどを確保して、
つながっているプラグを抜く。
それでけでも大きな変化が見込めるはずだ。
スコット・ベルスキ

「20代前半の私は、じたばたしたあげく、言葉を連想するというプロセスに
たどりついた。毎朝床を出て、机に向かい、頭に浮かんだ単語もしくは文章をひたすら書き続ける。」

湖。夜。コオロギ。渓谷。屋根裏。地下室。落とし戸。赤ん坊。群衆。
夜行列車。霧笛。長い鎌。カーニバル。回転木馬。小人。鏡の迷路。骸骨。

「それから、書きつけた単語を取っ組み合って、
あるいは書きつけた単語を救うために、腕をふるう。
文字を寄せ集めてその単語を肉付けし、意味を浮かびあがらせていく。
1時間か2時間後には、自分でも驚くことに、新しい物語が生まれてできあがっている」
レイ・ブラットべり

あえて立ち止まり、ぶつかっている壁はいったい何なのか、
胸に問いかけてみるのだ。
マーク・マクギネス(起業家)

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結局のところ、
何か創造的なものを生み出すには、
魔法のようなものはなく、
日々の積み重ねしかないのだと思います。

私自身も今回本を一作書き上げるにあたり、
何度も、書けないという時期を体験しました。
(同僚は、同じ時期に書きはじめ、三作品書き上げているのに、笑)

だからこそ、
三島由紀夫先生や村上春樹先生、宮城谷昌光先生など、
作家の創作法を
再度学び直しましたが、
結論は、本書で同じで、
日々ルーティンを積み重ねるだけでした。

なんだ、ルーティンか。積み重ねだけしかないのか?

と思われるかもしれませんが、
これを知っているか知らないかでは
大きな差があります。

1%のひらめきのために、99%の努力し続ける。

この積み重ねこそが、
誰もが、自らが持つ隠れた才能を発揮する鍵なのです。

本書は海外で活躍する
ベストセラー作家、一流のプロフェッショナルの
「創造性」を生み出す仕事術が学べます。

ぜひ、本書を読んで、
自分の才能を活かす仕事術を生み出してみましょう。


いつでもどこでも結果を出せる自己マネジメント術

いつでもどこでも結果を出せる自己マネジメント術

 

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『いつでもどこでも結果を出せる自己マネジメント術』
ジョスリン・K・グライ (著), 上原裕美子 (翻訳)
サンマーク出版 (2015/9/24)
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