READ 2 INNOVATE! 読書からイノベーションを起こす情報集!

『1冊20分読まずに、「わかる!」すごい読書術の』の著者渡邊康弘が、最新のビジネス書をはじめ、読書会や読書法など、読書とイノベーションに関する様々な情報をお届けするブログです。

【読書とはたった一行のコピーを見つける作業である】書評:『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』土井英司 (著) サンマーク出版 (2016/10/17)

こんばんは。渡邊です。

今日は夜分の中、失礼します。
三連休を迎える朝に
この投稿を読んでいただければと
思い書いています。

読書って、みなさんにとってどのようなものですか?

読書。。。

私にとって、
読書とは、コピーであるな。

そう感じた、今日この瞬間です。

本を読みながら、
どうすればもっと、
この本は多くの人に知ってもらえるのか?

そう考えて、書評を書いています。

著者や編集者、出版社の営業さんすら
気づいていない「コピー」を見つけること。

そして、自分の中の「コピー」を思い出すこと。

本日の一冊は、読書とは何か?

本を読むとは何かを
もう一度見つめ直すのに最適な一冊です。

この読書の秋に、
ぜひ手に取ってみてください^^

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■本日の一冊

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一流の人は、本のどこに線を引いているのか

一流の人は、本のどこに線を引いているのか

 

 

本日の一冊は、書評家として知られる
土井英司さんの最新作
『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』。

最近書評をする人がどんどん増えているが、
私にとって、価値ある書評はこの人しかないと思っている。

これまで、『人生がときめく片づけの魔法』や
『年収1億円思考』、『バカでも年収1000万円』、
『プロフェッショナルサラリーマン』など数々の
ベストセラーをプロデュースしてきたことでも知られる。

本書の最初に着目すべき点は、
その数々のベストセラーを出してきた男が、
いま最もベストセラーを出している名編集長によって
プロデュースされたことにある。

アスコム時代には、
『お金が貯まるのは、どっち!? 』
『長生きしたけりゃふくらはぎをもみなさい』をはじめ、
数々のベストセラーを輩出し、
サンマーク出版に移られて
『お金を整える』
そして、いま日本全国で広がり、80万部を突破した
『どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法』を
手掛けた黒川編集長。

この名編集長が、
いかに土井英司さんをプロデュースしたのか?

そのことが学べるだけでも、
手に取ってほしい一冊だ。

まず、驚くのは、
本書の装丁である。

スッと一本真ん中に線が通っている。
まるで、禅の心を表すように、
そこには、ただ赤い一本、線が通っている。

そして。この赤い線にはうっすらと
ラミネートがコーティングされているのである。

美しい本、広がる本というのは
「一貫性」に富んでいる。

表紙を見た瞬間に、その本の本質が伝わり、
そして、そのメッセージが一つだけ、
その本全体の核となりつながっている。

この一本の線は、
数千行の中から、たった「1行」を見つける行為
そのものを表しており、そして、
その一本は、その読者のこれまでの経験とかが
つなぎあわさった、道筋を示しているようである。

そして、表紙を触れば、
上質な紙質が手肌を伝わる。

ページをひらけば、
赤字を引きやすい紙の束が広がっている。

なんだかエッセイを書いているようになってしまったが
このように、素晴らしい作り手(編集者)が手掛けた本は
本文に入る前から、学びがたくさんある。

それでは、早速本書の共鳴ポイントに入ろう。


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■本書の共鳴ポイント

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たった一本。それで十分

父は、園がいらなくなった本をすべて引き取り、
トラックに積んで持ち帰ってきた。

東京に住んでいる人たちには、
途上国の子どもたちとは別の意味での「飢え」が存在していた。
心がまったく満たされていないのだ。

「原因を作り出す作業こそが、人間の価値である」

11の読書戦略

本の分量にもよるが、およそ20分くらいだろうか。

つまり「目的」が明確かどうかで、
読書の質も時間も変わるということだ。

ゆっくり読むのだ。そして理解するのだ。
理解が深まれば、読書のスピードは自然と速くなる。

つねに「原因」を考え、仮説を立てるくせをつけておけば、
やがて自分のビジネスにおいても、「結果」を導くための「原因」を
発想できるようになる。

苦難の歴史が続いたユダヤ人には、有名な教えがある。

「土地や財産は奪われることがあっても、知恵と人脈は奪えない」

教養という武器を手に入れ、
一線で活躍するために、本に線を引いてほしい。

ブルー

 

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本書を読みはじめる前に、
いろいろ考えた。

「いったい自分にとって、読書って何だろうか」
「この本に一本しか線を引けないとしたら、どこだろうか」


「いったい自分にとって、読書って何だろうか」

その答えは、先の前半部分である

「読書とはたった一行のコピーを見つける作業、

 そして、行動につなげるものだ」

そう考えた。

では、

「この本に一本しか線を引けないとしたら、どこだろうか」

本書を読み終えたいま、
線を一本引くとしたら、

「ブルー」

この言葉しかない。

 

私は、サンマーク出版さんに、
1冊書くことができ、
そして、多くの書店を通して、
多くの人に届けてもらった。

その際に、ずっと考えていたのが、
この本を書き上げ、広がることによって
どんな未来が存在するか?


映画が一つ出来上がるためには、
必ず、主人公の欲求が必要である。


多くの名脚本家たちを育てた
シド・フィールドは、そう言っている。


素晴らしいメルマガを日刊で書き続ける
土井英司さんの動機はいったいどこにあるのか?


その原因が「ブルー」なのだろう。


本書の書かれた動機は
「ブルー」という欲求であり、
永遠に埋まることがない
「心の飢え」。

もしも、この「心の飢え」がなくなったとき、
私たちは、日刊で届くすばらしいメルマガを読めなくなり、
また新しい形のメルマガを読むことになるのかもしれない。

誰しもがもっている「心の飢え」を見せ、
そして、自分の持っているスキルを
惜しげもなく見せてくれる一冊。

本書は、あなたの読書の質を変えてくれ、
人生の質を変える一冊だろう。

ぜひ、書店で見かけたら、手に取ってほしい。

 

 

一流の人は、本のどこに線を引いているのか

一流の人は、本のどこに線を引いているのか

 

 

私の本も良かったらご一緒に!!

 

1冊20分、読まずに「わかる! 」すごい読書術

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