【人生とは何か?あらためて考えさせられる一冊】書評:『生きているうちに。』ジョン・キム (著) サンマーク出版 (2016/9/20)
こんにちは。渡邊です。
先週末は、レゾナンスリーディングの
マスター講座を開催!
このマスター講座では
「2日間」で一分野の専門家になるを
コンセプトに、
2日間で12冊~14冊以上の本を読むんです!
すごいでしょ!!
今回も、お一人15冊読んでいただきました。
それも、分厚い専門書に、「洋書」。
さらに速読は難しいと言われている
「小説」まで!!
いやぁ、この二日間。
私も脳をフル回転しながら行いましたよ。
さて、本日の一冊のご紹介です。
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■本日の一冊
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本日の一冊は、テレビでもおなじみ、
『媚びない人生』や『真夜中の幸福論』の著者として知られる
ジョン・キムさんの最新作『生きているうちに。』です。
本書はエッセイ調のような小説。
正直、私はこうした本は得意ではないので
あまり読まないのですが、
大好きな編集者が手掛けた一冊だったので、
「これは!」と思い読んでみましたよ。
日々の毎日に急ぎ生きている人に、
「生きる」とは何か?
疲れた人の心を癒してくれる
そんな一冊ですね。
ひとことひとこと、優しいのに、
なぜか、ドスンと心に響く。
不思議な一冊だなと思いながら
読み進めてみました。
それでは、本書の共鳴ポイント。
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■本書の共鳴ポイント
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もし、人生をリセットすることができるとしたら、
「ここは、人生をリセットするための分岐点だ。
今日、君は旅立つ。君の鎖はもう切れかかっている。わかるね。
それが合図だ。
旅立ちのときは来た。君はもう前に進むしかない。
後ろに道はないのだから」
何を持っていくかより、何を置いていくかのほうが大事だ。
あなたは、自分の人生に満足しているのでしょうか。
あなたの世界は、居心地のいいものでしょうか。
あなたには人生に必要なすべての素材がそろっている。
生きるということは、その素材の使い方を学ぶことなのです。
「求めなくていい。自分は完全な存在なのだから」
鏡は目には見えない。けれど誰の心の中にもある。
正しい判断のできる人は、その鏡をいつも磨いているんだ。
望むものを手に入れようと努力することは大事だ。
けれど人は、何かを手に入れることと引き換えに、
いちばん犠牲にしてはならないものを傷つけることがある。
この世界のすべての人にとって、君が感じること、
君が考えること、君が覚えておくこと、君が行動すること、
君の人生のすべてが、貴重なギフトなんだ」
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同じ、編集者が手掛けた
『見てる、知ってる、考えてる』中島芭旺著。
10歳の子が書いたと話題性がありますが、
個人的には、やはり実体験をしっかりと持った方の言葉の方が
しっくりきますね。
やはり、常にものごとを洞察し、考え、実践しているからこそ、
生まれる言葉の重みが生まれると思います。
本書を読んで、あらためて自分はどのような人生を歩みたいのか?
もう一度考えるきっかけとなりました。
読書の秋にぜひ、手に取ってみてください。